ブランド・デザイン・素材・種類…バッグを選ぶうえで、誰しもがひとつはこだわりを持っているはずです。あなたは、今のバッグに満足していますか?
今回は、自由な発想で“新しさ”を追い求める注目のブランド「ichimaruni(イチマルニ)」をご紹介します。
目次
オリジナルバッグブランド「ichimaruni(イチマルニ)」
『人に(ひとに)』を読み変えて、1 0 2 = イチマルニ。人に寄り添うものを人のためにつくりたい、という気持ちから「ichimaruni」という名前が付けられました。
つくる人とつかう人がバッグを通して出会いたい、ロゴにはそんな気持ちが込められています。
手掛けているのは、帆布という素材を活かしたオリジナルバッグ。シンプルで自由な発想を大切にしながら、デザイン・縫製すべてをおこなっているブランドです。
麻や綿で織られた厚手の布のこと。バッグや靴、テント、ハンモック、野球のベースなどさまざまな物に使われています。
帆布を使ったバッグのメリット
- カジュアルで季節問わず使える
- 丈夫で重たいものを持ち運べる
- 耐久性があり長く愛用できる
- 多少の雨なら問題なく使える
- 汚れも“味”になり使い込み甲斐がある
「ichimaruni」のバッグのほとんどは、79A番という薄手の綿帆布を使用し、強めのパラフィン加工を施しています。これにより独特な色合いを表現し、コシと耐久性を持たせています。
使い始めはハリ感が強く、次第になじんで風合いが生まれてくるのが特徴です。生地にはロウ引きをし、撥水効果をもたせています。(使い込んでいくうちに撥水効果は失われていきます)
手洗いで汚れを落とすとハリ感は失われますが、質感がやわらかくなり新しい風合いを楽しめます。
「ichimaruni」の主宰・なかがわやすしさんに密着インタビュー!
アパレル関連の制作会社を経て、独立。
主にアパレル企業のブランドロゴ、カタログ、サイト制作などSP業務に関わる。
2013年よりバッグブランド「ichimaruni」を立ち上げ現在に至る。
——それでは、なかがわさんよろしくお願いします。早速ですがブランドを立ち上げたキッカケを教えてください。
バッグブランドを始めるまでは、他人のブランドを手伝うことを仕事とするうち、自然と自分だけの「オリジナル」を創ることに興味がわくことになり、それがichimaruniというバッグのブランドになりました。
と、ここまでがキッカケですが、その結果「オリジナル」を追求することは自分自身を探る機会となる。加えて、アウトプットを通しての人や社会との関わりが面白い。という効果もありました。
——「オリジナル」とは?
持つ人にどこまでも寄り添っていくような、あえて存在感のないものを目指しています。『主張しすぎないことで現れる存在感』があると思うのです。
それはシンプルな形であったり、持っていることを忘れてしまうような軽さであったり。デザインにおいて引き算は大切なことですが、とても難しいことでもあります。
——それを追求したことで、今の「ichimaruni」のバッグが生まれたんですね。
製作を始めた当初、パラフィン加工された薄手の帆布(79A)と出会いました。丈夫な上にものすごく軽いこの生地が気に入って、色々サンプルをつくるうちに”ichimaruni”の形ができてきました。
自分の欲しいバッグをつくっていくと、『こういうのを探してました!』という声をたくさんいただいて。
ichimaruniのバッグを通して、感性の合う人たちとの出会いを重ねていくことで、思った以上に世の中は広く、今まで知らないことだらけだったなと思えるようになりました。
こういう出会いを重ねることで、ブランドも成長していくと考えています。
——なるほど。お客さまの声に耳を傾けることで、ブランド力を伸ばしているんですね。素晴らしいことだと思います。
最後に、商品やサービスへのこだわりを聞かせてください。
バッグそれぞれ、新しいアイデアを持っている、生まれてきた意味のある、そんなモノであるように考えています。それぞれ商品にはカラーバリエーションも多いのですが、できるだけ欠品のないように心がけています。
——なかがわさん、貴重なお話をありがとうございました!
ここからは、ギフトモールで取り扱っている「ichimaruni」のおすすめ商品を厳選してご紹介します。
「ichimaruni」おすすめ商品3選
〈AIR POST〉おしゃれでコンパクトで手放せない防災袋
大阪市立大学の商学部 田村ゼミとの共同開発で生まれた防災バッグ、「AIR POST」。インテリアには物入れ(ボックス)として馴染み、普段はリュックとして使え、災害時には防災バッグへと素早く変化する、他にない新しい商品です!
防災バッグとして使う際は、折り込まれた部分を引き出して立ち上げれば、防災グッズだけでなく貴重品や必要なものもたくさん収納できます。
普段使いとして十分な容量があり、軽くて背負い心地も良く、おしゃれなロゴが良いアクセントになっています。
リフレクター(反射素材)にシルクスクリーンプリントを施した「光る」タグ。
デザインのマークは大阪市立大学の学章。
防災意識が低い学生でも興味を持てるよう、おしゃれさ + コンパクトさを重視してたどり着いた防災袋の新しいスタイル。
通常は「ichimaruni」と大阪市立大学でしか手に入らないところを、ギフトモールにて数量限定で販売しています!
時に目立つ落ち着いた色合いのマスタード、風合いが美しい上品なレッド、コーデに合わせやすいオリーブグリーンの全3色からお選びいただけます。
AIR POST + 防災グッズセット
こちらはAIR POSTと防災グッズのセットです。災害時本当に必要なものだけを揃えた内容物で、内袋へコンパクトに収納可能。
防災研究機関や防災士の方々、ゼミ生が熊本へ足を運び尋ねた被災者の方々への聞き取り調査をもとに、被災時に役立つものを厳選して揃えた内容となっています。
特にこだわっているのは、災害備蓄用焚黒糖とオリジナルマニュアル。
焚黒糖は防災製品等推奨用品に認定されており、少量で満腹感が得られる&高い栄養価を摂ることができます。(大阪老舗メーカー・上野砂糖株式会社協力)
オリジナルマニュアルは、災害時のための行動マニュアルなどを多数掲載しています。(本学都市防災教育研究センターや防災士による協力・監修)
~ 防災グッズ内容 ~
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※都合により内容は変更することがあります。
〈AIR BIS〉セカンドバッグにぴったり
ミニマムを追求した、気軽なセカンドバッグとして使える「AIR BIS」。マチはたっぷり10cmあるA5サイズで、ミラーレスカメラや旅のガイドブックもしっかり収納できます。
巾広ストラップは肩に負担が少なく、休日のちょっとした街歩きも快適。
二つ目の短いハンドルにより安定した形が保たれています。
~ 自由な4パターン ~
【イージーモード】
→ハンドルの上から上蓋を被せれば、収納物の出し入れが手軽に。
【しっかりモードⅠ】
→短いハンドルの中に上蓋をサッと通せば、メイン収納部が目かくしされて混雑した場所や旅行時も安心。
【しっかりモードⅡ】
→さらに上蓋をバッグ本体内部に収納することでバタバタすることがないよう固定可能。
【折りたためる】
→折り紙のように畳んで平らにすればコンパクトに。旅行用トランクのすき間にも入るサイズで、旅のサブバッグにもぴったり。
〈AIR MARO〉カワイイだけじゃない!リバーシブルデザイン
コロンとした形がかわいらしい、リバーシブルタイプの「AIR MARO」。継ぎ目の少ない丸っこいフォルムは側面から見ても愛らしく、くるっとひっくり返すだけでもうひとつのカラーを楽しめます。
そんな見た目以上につくりはしっかりとしていて、A4ノートや書籍、タブレットPCなど驚くほどたくさん収納できる優れもの!330gと軽量なうえ、肩に食い込みづらい巾広ストラップで持ち運びも快適です。
メイン収納部にはポケットが備わり、財布やスマートフォンなどを分類して入れられます。底面のマチを折り畳めばサコッシュ型バッグになったりと、あらゆるシーンに対応する万能アイテムです。
全4カラーの中からお好みの一品をお選びいただけます。
「ichimaruni」のバッグはお手入れすることでまた違った風合いを楽しめます。正しいお手入れ方法はこちらからご覧ください。
見ているだけでも楽しい「ichimaruni」本店にも是非。
イチマルニ 本店 ateliers & shop
この地域に根ざした、地域や人があっての店になりたい。との気持ちから、来店者独自のサービス(プレゼント)や、地域のイベント活動を行っている「ichimaruni」。
大阪・中崎町エリアの一角にある町家をリノベーションして営んでいる「ichimaruni 本店」は一見カフェのような印象で、店内にはカラーバリエーション豊富なバッグがたくさん並んでいます。
企画・制作・販売をおこなう本店へも、ぜひ足を運んでみてください。
↓「ichimaruni」公式サイトはこちら↓