皆さんは、友人やご家族が新しくお店をオープンさせた時に、どのような形でお祝いをするのかご存知ですか?お相手のおめでたい門出には、きちんとマナーを守って商売繁盛を願うものを贈りたいですね。
この記事では、そんな開店祝いにぴったりなプレゼントをご紹介していきます。
目次
開店祝いとは?
自分でお店を開業・開店するのは、長い人生の中においてもかなり大きなチャレンジになるでしょう。そんな大きなチャレンジに挑む方やお店に対して、新たな門出をお祝いする気持ちを伝える意味で贈るのが「開業祝い・開店祝い」です。
これから始まる輝かしい第一歩をお祝いするのですから、お祝いを贈る際は先方に失礼がないように細心の注意を払いましょう。
開店祝いには何を贈るの?
花・観葉植物
芸能人のイベントや新しく開店したお店に行ったりすると、名前やメッセージが添えられたお花が置いてあるのを見かけますが、それもお祝いの贈り物の一つです。
そのため、開店祝いの贈り物の定番といえば、お花や観葉植物が真っ先に浮かんでくる方も多いのではないでしょうか?大きなお花やカラフルでインパクトのあるお花はお客さんの視線を集められ、自分の会社の名前やメッセージも添えてあるため贈った側の宣伝効果もある優れものです。
開店祝いに最適な花はいくつかありますが、定番として贈られることが多いのは胡蝶蘭です。当然、花の大きさや本数によって金額も変わってきますので、こちらを贈る場合はご自分の予算と相談して最適なお花を選びましょう。
華やかなレインボーローズ
沢山の花とレインボーローズを用いたアレンジフラワーは、注文時にご希望の花材や色味の相談が可能です。世界に一つだけの素敵なアレンジで開店をお祝いできます。
アニマルアレンジフラワー
個性派な贈り物を検討されている方は、こちらのアニマルアレンジを選ぶのはいかがでしょうか?数種類ではありますが、動物の種類も選べるので相手のお店の雰囲気や好きな動物を聞いて選びましょう。
プリザーブド オリジナルの高級アレンジメント
きれい目のオフィスには高級感のあるアレンジメントのプレゼントはいかがですか?ブリザードフラワーのため、もらった方もお世話しやすいので間違いなく喜ばれる一品です。
バラ60本のプリザーブドフラワー
こちらもきれい目なオフィスににあうシンプルな花です。60本のバラは想像以上にボリュームがあるため、存在感のあるお祝いになるでしょう。
カラフルスタンドフラワー
スタンド型の華やかなタイプをお探しの方にはこちらがオススメ!カラフルでナチュラルなスタイルはカフェや新しいオフィスを華やかにしてくれる存在です。
胡蝶蘭 3本立ち
本数が少なくてもしっかりと存在を示してくれるため、お祝いとして贈るなら胡蝶蘭はベターなお花と言えるでしょう。お祝いのお花としても王道の商品ですので、ぜひご活用ください。
ピンク色の胡蝶蘭
胡蝶蘭は白いお花のイメージが強いかもしれませんが、白だけでなくピンク色のお花もあります。胡蝶蘭自体がお祝いのお花として人気があるので、色鮮やかなギフトを渡したいときにもぴったりです。
りんごの盆栽
りんごの盆栽は和風のお店にもぴったりのギフトです。他の人と被らないプレゼントとしてオススメの一品です。
現金・商品券・カタログギフト
開業や開店をする際は何かと出費が重なりがちです。そのため、開業や開店の際に少しでも役立ててもらいたいという気持ちから、現金やギフト券などをお祝い金として贈るケースも珍しくありません。
またこのような場合は、先方が目上の人であっても現金や商品券を贈ることは失礼にはあたりませんのでご安心ください。ただし、悪くはないですが、金額があまりに低いと相手からの印象が悪くなってしまうため、そういう場合は別の贈り物に変更した方が無難でしょう。
お祝い金を直接相手に渡す際は、祝儀袋は蝶結びになっている物を選び、相手の方に渡す直前まで袱紗(ふくさ)に包んで渡す、というのがマナーとされています。
上記のマナーが守られていないと、常識知らずと思われてしまうこともあるため、こちらも覚えておきましょう。また、お金やギフト券をそのまま渡すと比較的寂しい印象を与えてしまいがちなので、不安な場合はメッセージカードをつけて贈ると、相手に気持ちも伝わりやすくなるでしょう。
カタログギフト
相手の欲しい物がわからない場合は、相手の方に好きな物が選んでもらえるカタログギフトにするのも良いでしょう。
インテリア・実用的な物
ある程度の予算が確保できるのなら、インテリアや実用性の高い電化製品などを贈ることも検討してみてはいかがでしょうか?
こちらの商品を選ぶ場合は、相手が持っていない物、お店の雰囲気にマッチしたデザインの物、相手が欲しがっていた物、という部分に注目して選ぶのがオススメです。
また、相手の方のこだわりが強い場合や、どんなものを欲しがっているか不明な場合は、思い切って本人の意向を確認してから決めるのも良いでしょう。
お名前ポエム
お店オリジナルのポエムも作ってもらえるプレミアムなプレゼントです。これからの繁栄を祈る思いをポエムに乗せて、お祝いの気持ちを伝えてみませんか?
オリジナルロゴ ステンレスキャッシュトレイ
トレイなどの実用性の高いグッズはいつもらっても嬉しいギフトの一つ。開店祝いとして贈られる「お店のロゴ入りトレイ」は記念にもなりますので、喜んで使ってもらえる贈り物になること間違いなしです。
フレーム ハーバリウム
受付やレジのアクセントに置いてもらえそうなハーバリウムは受けがいいギフトです。置くだけで華やかになるので、プレゼントすればきっと喜んで使ってもらえることでしょう。
スワロフスキー シャンパングラス
おしゃれなシャンパングラスは置いて置くだけでもインテリアとしても使えます。名前入りでオーダーメイド感も高いのでお店の名前を入れてプレゼントするのもいいでしょう。
縁起物
定番ではありますが、お店の繁盛や相手の今後のさらなる活躍を願って縁起物を贈る、というのも良いでしょう。皆さんもご存知かもしれませんが、開業や開店祝いの場合は、金運アップやお客様を招くというご利益のある、招き猫が贈られることが多いです。
招き猫の場合、右前足を挙げている場合は金運アップ、左前足を挙げている場合はお客様を招く、という感じで意味合いも変わってくるため、選ぶ際の参考にしてみてください。
招き猫
商売繁盛といえば招き猫です。贈るだけで成功を願う気持ちがストレートに伝えられます。クリアカラーの招き猫はお店の雰囲気にも合いやすいので、ぜひチェックしてみてください!
酒・菓子類
お酒やお菓子類は、お祝いの際などに皆で美味しくいただけるので、喜ばれるお祝い品として人気の商品です。またお酒の場合は見栄えのいいボトルやお店の名前入りのボトルだと、いただいた後でも店内に飾ってインテリアとして置いておくこともできます。
お酒は日持ちする物がほとんどですが、お菓子も種類によっては日持ちする物もあるため、お祝い品としてお菓子を贈る場合は、日持ちする物を選ぶのが良いでしょう。
【ネームインポエム】スパークリング ワイン
名前だけでなくポエムもついているため被りにくく、思いも伝えやすいので、プレゼントにオススメの一品です。お店の名前だけでなく社長の名前にかけてポエムを作ってもいいでしょう。
【彫刻ボトル】3行コース
一升瓶二本半という見た目にも豪華なお酒のプレゼントはいかがでしょうか?三行分のメッセージを彫刻もできるので、相手の方にしっかりとお祝いの気持ちを伝えることができます。
豪華リボン付き・名入れのお酒
名前を入れてある上に、リボンもつけてあるため、相手の方にも豪華な印象を持ってもらえることでしょう。あまり目にしないブルーのスパークリングワインは、開店祝いという特別なお祝いにもぴったりです。
【名入れ プレゼント】九州菊 金箔入り大吟醸
金箔入りのお酒は、見た目も華やかなので開店祝いにもぴったり!手間暇をかけて自然発酵をさせて作られた大吟醸は、お米の旨味を感じられる贅沢な味わいです。
キャンディブーケ
お酒が苦手な人には美味しいキャンディブーケが人気です。見た目も可愛く美味しく食べられるため、きっと喜んでくれるでしょう。サイズは、S、M、Lの中から選べます。
ガトーフェスタハラダ グーテ デ ロワ ホワイトチョコレート
甘いものが好きな人にはホワイトチョコがオススメです。甘いものはストレスを軽減させますので、開業で忙しくしている人にも嬉しい贈り物になるでしょう。
開店祝いのタブーとは?
開店祝いの品にも、贈ってはいけないタブーな商品という物がいくつか存在するため、そちらに関してもご紹介していこうと思います。下にタブーとされている商品を、簡単な理由と共にまとめておきますので、お祝い品を選ぶ前にこちらも確認してみてください。
時計
一部のお店に限定した話にはなりますが、カラオケやバーなどのお店は「時間を気にせず過ごしてほしい」という意味合いで、時計を設置していないところも多いです。
そのため、こういうお店に贈るお祝い品として時計を贈っても、使ってもらえない可能性の方が高いので、お祝い品には適していません。
赤い商品
お店のイメージカラーが「赤」なら贈っても問題ありませんが、そうでない場合は「赤字」というイメージを連想させやすいため、避けた方が良いとされています。
椿の花
椿の花は、他の花の様に花びらが落ちるのではなく、花弁ごと落ちることから「首切り花」という別名を持っています。そのため、売り上げが落ちるイメージを抱かれやすいため、こういったお祝いの際に贈るお花としては適していません。
火事をイメージさせる物
これは昔から言われていますが、ストーブやライター・タバコといった火に関する物は、火事をイメージさせてしまうため、開店祝いの品には適していません。
また見落としがちな点として、火事をイメージさせるという点から、赤色の物や赤色のラッピングも適していないと言われているため注意しましょう。
※商品やラッピングの色に関しては、お店のイメージカラーが赤の場合は例外的に贈っても良いようですので補足しておきます。
お店の雰囲気や様式に合わない物
こちらは文で説明するより具体例を提示した方が分かりやすいと思いますので、具体例を下にいくつか挙げてみます。
- 落ち着いた色合いのインテリアで統一しているお店に派手な色使いの物を贈る
- フランス料理のお店に、中華店で使用するようなデザインの食器を贈る
上記のような感じの雰囲気や様式にあっていない物はもらっても扱いに困ってしまうため、贈らないように注意してください。
鳥に関する物
飛ぶ鳥を落とす勢い、という良い意味の言葉もありますが、人によっては上記の言葉にも含まれている「落ちる」というイメージを良く思わない方も多いようです。そのため、鳥がモチーフになっている商品や鳥が描かれているアイテムも避けるようにしましょう。
踏みつけて使用する物
具体的な商品としては、スリッパや靴下、足ふきマットといった物が該当します。こういった物はその用途の関係上、「踏みつける」というイメージが強いので、お祝いの際に贈る物としては適していません。
開店祝いを贈るタイミングは?
開店祝いの品に適していない物に関する理解が深まったところで、併せてお祝い品を渡す理想的なタイミングに関してもチェックしておきましょう。
開店祝い品を贈るタイミングですが、こちらに関しては早ければ早いほど良いとされているため、開業の知らせを聞いてから日があまり経過しない内に渡すのがベストです。
また、開業の知らせを聞いて数日以内に渡せない場合は、遅くても開業日の前日までに渡せば問題ありません。
いろいろと事情があって、お祝い品を渡すのが開業日を過ぎてしまった場合でも、開業してから1カ月以内であれば渡しても、一応マナー違反にはならないのでご安心ください。
ですが、本来は開業前に渡すのがベストですので、開業日を過ぎて渡す場合は、遅れて申し訳ないという気持ちを記したメッセージカードなどを添えて贈るようにしましょう。
万が一、お祝い品を渡すのが開業してから1カ月以上経過してしまった場合は、1周年記念などのキリがいいタイミングで渡すのがおすすめです。
開店祝いの相場
開店祝いの相場は相手との関係の深さによって変わってきます。一般的によく見かける、代表的な関係性ごとの相場をご紹介していきますので参考にしてみてください。
まずは、取引先や親戚に贈る場合の目安ですが、こちらは10000~50000円程度が目安とされています。
また、より関係性が深い場合は金額も少し上がり、兄弟や姉妹の場合は20000~30000円程度、親子の場合は30000~50000円程度が一般的な金額です。
最後に、友人や知人といった関係の相手に贈る場合ですが、こちらは5000~30000円程度が目安とされています。
相手との関係が親しければ親しいほど予算が上がる傾向にあります。金額に迷ったときは、相手と自分の関係性を考慮した上で金額を設定してみてください。
開店祝いの立て札・のし・メッセージ作法
立て札
立て札はこの後紹介する熨斗(のし)と同じ役割があるため、必ず贈り主の名前を立札の中心に明記するようにしましょう。念の為、思いつくケースでの送り手の名前の入れ方を記載例と共にまとめておきますので、こちらも参考にしてみてください。
個人名で贈る場合の記載例:例文太郎
連名で贈る場合の記載例:例文太郎 参考花子
会社名で贈る場合の記載例:○○会社
会社名+個人名で贈る場合の記載例:○○会社 例文太郎
会社名+役職+個人名で贈る場合の記載例:○○会社代表取締役 例文太郎
家族や部署などの一つのまとまりで贈る場合の記載例:○○会社営業部一同、友人一同、◯◯野球部一同、ファン一同
また立札を立てる位置は、お花の中心に立てるのが一般的とされていますので、こちらも併せて覚えておきましょう。
のし
まずは書き方に関してですが、のしを書く際は、筆か筆ペンで記入するようにしましょう。お祝い内容が4文字になってしまう場合は、5文字になるように変更して書くのがマナーとされています。
また、名前は楷書のフルネームで記載し、お祝い内容よりやや小さめのサイズで書くこともお忘れなく。
次にお金に関してですが、新札を用意し、入れる向きをそろえて入れるようにしましょう。もし、祝儀袋に中袋が付いていない時は、芳書紙(ほうしょがみ)や半紙などで包んでも失礼にはあたりません。
最後に袋の書き方ですが、オモテ面の中央には漢字で「金○○円」と金額を記入しましょう。ただし、袋によってはウラ面に金額を記載する枠が用意されている物もありますので、その場合は、オモテ面には金額を書かず、裏面の枠内に記載するのが一般的です。
ウラ面には送り主の住所や氏名を書きますが、書く枠が用意されている場合は枠内に、無い場合は、ウラ面の左側に記入してください。
メッセージ例文
相手が喜びそうなお祝い品を選べたら、それをそのまま贈っても良いのですが、お祝いの気持ちをより伝えたいのなら、メッセージを添えて贈るのが良いでしょう。
メッセージを書く際は、お祝いの言葉、相手を労う言葉、今後の活躍を願う言葉、という3つの構成を意識するとまとまりが良くなりますので意識してみてください。短めのメッセージにしたい場合は、相手を労う言葉の部分を省略しても良いでしょう。
また、メッセージにおいても赤を連想させるのはタブーとされているため、赤色の筆記具を使用しない、赤い物を連想させる単語をメッセージに含めない、といった点にも注意しましょう。
上記を踏まえて作成した例文を下に一つ記載しておきますので、もしよければこちらも参考にしてみてください。
【例文】
開店おめでとうございます。
長年の夢が叶ったと知り、私事のように喜んでいます。
これも、○○さんのこれまでの努力があったからこそ、成し遂げられたことだと思いますので、自信を持って素敵なお店にしていってくださいね。
近日中に友達を誘ってお祝いに伺わせていただきます。
○○さんの今後のご活躍とお店の繁盛をお祈り申し上げます。
令和○年○月○日
お店の成功を祈ってハイセンスなギフトを贈りましょう!
新しい門出をお祝いすることは、結果として自分も改めて頑張ろうと思わせてくれるものです。お互いに素敵な毎日になるように思いを込めてお祝い品を選んでみてください。