出張や旅行で活躍するキャリーバッグには、サイズだけでなく材質やタイプの違いなどチェックするポイントがいくつかあります。
この記事では、プレゼントや自分用にキャリーバッグの購入をお考えの方に、使い道に合ったバッグの選び方やおすすめブランドの商品をご紹介します。
目次
意外と知らない!キャリーバッグの選び方
自分の目的に合ったキャリーバッグを選ぶために、まずキャリーバッグの特徴や種類をチェックしておきましょう。
容量・サイズをチェックする
キャリーバッグの容量は、一般的にS、M、L、LLなどのサイズ表記や、リットルで表されることが多いです。
サイズの選び方は旅行日数×10Lを目安として、荷物が多くなりそうなら大きめに、ロッカーに預けたりコンパクトに旅したいときは小さめになど、状況や目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
飛行機に持ち込む場合は、航空各社によって機内持ち込みサイズが決まっているので、事前チェックを忘れずに。
帰りにお土産が増えそうなときは、ファスナーなどで容量を変えられるエキスパンダブルタイプがおすすめです。
タイプの違いをチェックする
キャリーバッグは大きく分けてジップ(ファスナー)タイプとフレームタイプの2種類があります。
- ジップ(ファスナー)タイプ:ファスナーで開閉するタイプ。軽量で荷物を出し入れしやすいのがメリット。マチを増やして容量をアップできるものが多いので、途中で荷物が増えてしまった時にも便利です。
- フレームタイプ:開閉部分が金属のフレームになっているタイプ。衝撃への強度が高く、型崩れが少なくセキュリティ面でも安心な一方、バッグ自体が重くなりがち。
さらに、開け方にも両面開きと片開きの違いがあります。
- 片面開き:バッグを広げるスペースをとらないため、空港で荷物を整理しなければならない時などに便利です。布製が多いゆえに雨や衝撃に弱いというデメリットも。
- 両面開き:両面に収納でき、荷物を整理しやすいのがメリット。バッグを開くときは床に寝かさなければならないので、スペースが必要です。
それぞれの特徴を見極めながら、自分の使い方に合ったタイプを選んでみてください。
材質の違いをチェックする
キャリーバッグの材質は、ハードタイプとソフトタイプに分かれます。一般的に、長期の旅行にはハードタイプ、国内の出張などにはソフトタイプが重宝します。
それぞれの材質の違いを詳しくみていきましょう。
ハードタイプ
ハードタイプのキャリーバッグは、耐久性の高さが特徴です。衝撃にも強いので、パソコンやタブレットなどの持ち運びにも安心。
基本的にロック機能が備わっており、セキュリティ面での心配もありません。デザインやカラーのバリエーションも豊富で、バッグを選ぶ楽しみもあります。
最近は軽量素材を使ったものもありますが、ソフトケースに比べると重くなりがちなため、重さにこだわる場合は事前に重量をチェックすることをおすすめします。
ソフトタイプ
ソフトタイプのキャリーバッグは、ナイロン素材や合成皮革などを素材にしているため、軽量で柔軟性があるのが特徴です。
バッグの外側や内側に収納ポケットが豊富なものも多く、小物を整理して収納したいときにも便利。デザインの種類は多くありませんが、基本的に片開きタイプなので荷物を出し入れいしやすいです。
キャスターをチェックする
キャリーバッグのキャスターは2輪と4輪タイプがあります。
- 2輪タイプ:キャリーハンドルをもって引っ張るように持ち運びます。車輪の動きは一定方向ですが、バッグを自立させたときに安定感があります。
- 4輪タイプ:車輪が360度回転するので小回りが利きます。体の横に持って滑らすように持ち運べるので、人混みでもコンパクトに動けるのもメリット。
大きな違いは持ち運びのしやすさにありますが、どちらのタイプも車輪が大きくなれば安定感や耐久性も増します。また、静音性が高いものなら周囲を気にすることなく使えるでしょう。
セキュリティをチェックする
キャリーバッグの鍵には、主にシリンダータイプ、ダイヤルタイプ、マグネットタイプの3種類があります。
- シリンダータイプ:鍵穴に鍵を入れて回し、開閉するタイプ。シンプルで使いやすく、現在主流となっています。鍵をなくさないようにしっかり保管することがポイントです。
- ダイヤルタイプ:あらかじめ自分で設定した番号を合わせて開けるタイプ。桁数はバッグによって異なります。他人から推測されにくい番号を選びましょう。
- マグネットタイプ:マグネットをくぼみに合わせて回転し開閉するタイプ。シリンダータイプよりピッキングの心配が少ないとされています。
鍵を選ぶ時にもうひとつ知っておきたいのが、TSAロックです。これは、アメリカ運輸保安局に許可・容認されている鍵のこと。
アメリカに旅行に行く際は、キャリーバッグの鍵を開けておくことが義務付けられています。
通常の鍵を施錠したまま預けてしまうと、中身の検査のために鍵を壊されてしまうことがありますが、TSAロックなら鍵を壊さずに検査が可能です。
鍵穴付近に赤いひし形マークがついていればTSAロック。TSAロックにもシリンダータイプやダイヤルタイプなど種類があります。
キャリーバッグの相場は?
キャリーバッグは、10000円以下で購入できるものから100000円以上するものまで価格にかなり幅があります。
一般的に選ばれているのは10000円~30000円程度の価格帯。ブランドにこだわるなら50000円前後を予算として考えればよいでしょう。
ちょっとした旅行に使うなら、10000円以下でコスパの良いキャリーバッグもたくさんありますよ。
おすすめブランドのキャリーバッグ
ここからは、プレゼントや自分用におすすめのキャリーバッグをブランド別に紹介します。
サムソナイト
ビジネス用キャリーにおすすめ サムソナイト トローリーケース
出張やビジネス使用におすすめなのが、サムソナイトのトローリーケースです。ソフトタイプですが、ノートパソコンやタブレットもしっかりガード。
メインコンパートメントには仕切りが付いており、書類やシャツをすっきり収納できます。
4輪キャスターで持ち運びも快適!ファスナーポケットやメッシュポケットも豊富なので、小物の整理に重宝します。
グレゴリー
3泊~4泊にピッタリ グレゴリー ポリカーボネイトシェル 43L
人気のバッグブランド、グレゴリーのハードタイプのキャリーバッグ。強化ポリカーボネイト素材で、耐久性と軽量さを両立させています。
コンパートメントはポケット付きのダブルジッパー開閉や脱着式のシールド付きで、荷物を固定しながら小物や濡れものを分けて収納できます。
3~4泊程度の旅行や出張にぴったりな43リットルサイズで、鍵にはTSAロックを採用。4輪キャスタータイプです。
アメリカンツーリスター
デザインにこだわる人へ アメリカンツーリスター サウンドボックス
レコードやスピーカーをイメージさせる、スタイリッシュなデザインのキャリーバッグです。
ファスナータイプのハードケースで、容量が拡張できるエキスパンダブル機能付き。旅行の途中で荷物が増えても安心です。
インナーにはファスナーポケットが2つあり、小物や汚れものも分けて収納可能。こちらもTSAロックを採用しています。
トゥミ
流線形デザインがスタイリッシュ トゥミ インターナショナルキャリーオン
流れるような流線形のデザインが目を引くトゥミのキャリーバッグは、A4サイズ対応で出張や旅行にぴったり。
プラスチック素材のハードケースは、コーナーを補強して耐久性を高めています。コンパートメントにはファスナーポケットが5つあり、衣類や小物の収納に便利。
4輪キャスタータイプで、移動にも小回りが利き快適に使用できます。ブランドロゴが入ったタグもおしゃれですね!
ガルウイング
3wayで使えるスグレモノ! ガルウイング シンプルキャリーケース
アウトドアにもビジネスにも活躍するガルウイングのキャリーケースです。キャリーとしてはもちろん、ボストンやリュックとしても使える3wayタイプ。
ソフト素材だから柔軟性があり、多少荷物を詰め込んでもOK。マチを7cm増やして容量アップできる仕様なので、旅行中に増えてしまう荷物にも対応可能です。
背面にはキャスターカバーがついており、リュックで使う時も洋服が汚れません。
モズ
シルバーでスタイリッシュなキャリー モズ デイパックセット シルバー
シルバーカラーに立体的なブランドロゴのデザインがおしゃれな、モズのキャリーバッグ。
持ち手やファスナー部分のブラックとのツートーン仕立てもスタイリッシュです。持ち手は2段ロックになっており、身長に合わせて調節可能。
インナーの生地にはブランドロゴのヘラジカのモチーフがデザインされ、北欧ブランドらしさが漂います。デイパックとセットでお届けします。
フリクエンター
充実な機能搭載 フリクエンター クラム4輪キャリー ストッパー付き 34L
フリクエンターから、機内持ち込みも可能な34Lサイズのキャリーバッグのご紹介です。ハードタイプながらケースを立てたまま開けられるので、荷物の出し入れも簡単です。
静音設計の4輪キャスタータイプに加え、ストッパーも搭載しており、スムーズに移動しつつぴたりと止まる安定性で快適に使用できます。
ワールドヘリテージスマイルプロジェクト
安定感のある4輪キャスター ワールドヘリテージスマイルプロジェクト ジッパーキャリーⅢ 50L
キズが目立ちにくいマット調の塗装にブランドマークがワンポイントになった、ハードタイプのキャリーバッグです。
5日程度の旅に最適な50Lの容量ですが、ジッパーを開けてマチを増やせる拡張型のため、8Lも容量を増やせます。
内部にはファスナータイプとベルトタイプの蓋で仕切られ、ファスナーポケットでごちゃごちゃしがちな荷物をすっきり収納!売り上げの一部がユネスコに寄付されます。
グローブトロッター
クラシカルな旅行鞄 グローブトロッター トロリーケース 20インチ 32L
旅慣れた人には、ミニマルな魅力にあふれたグローブトロッターのトロリーケースはいかがでしょう。
紙を何層にも重ねて特殊加工をしたヴァルカン・ファイバーを素材とし、軽さだけでなく長年使うことで出てくる風合いも楽しめます。
主要な航空会社の機内持ち込みにも対応可。片開きでクラシカルな雰囲気が魅力のキャリーバッグです。
wheel of life
コンセプトは遊び心 wheel of life スケートボードキャリーバッグ 24L
デイリーユースにも活躍するのが、こちらのwheel of lifeのスケートボードキャリーバッグです。
その名の通りバッグとスケボーが一体化したような作りで、キャリーバッグやリュックとして使えるのがポイント。
メイン収納内やサイドにポケットもついて、小物の出し入れも便利です。個性的な見た目で周りと差をつけたい方におすすめのバッグです。
マレリー
イタリアの伝統的エレガンス マレリー キャリーバッグ
イタリア伝統の職人気質を感じるマレリーのキャリーバッグは、ビジネスシーンでの使用にぴったり。
出張や旅行の荷物をスマートに持ち運べる、シックでエレガントな雰囲気が魅力です。コンパクトなサイズでも充実の収納力。
フロント部分を開けると裏側に大きなポケットがついており、書類をまとめて収納できます。キャリーハンドルは2段階で伸縮します。
アーバンロード
フレームタイプのような剛性感 アーバンロード キャリーバッグM 48L
ツヤのあるボディが美しいアーバンロードのキャリーバッグです。ポリカーボネート素材は軽量スリムで強度も十分。
ファスナー開閉ですが、パイピング内部にワイヤーが入っているのでしっかりとした剛性感があります。
キャリーハンドルは3段階の高さに調節可能。内部はバックルで開閉する仕切り付き。大きなメッシュポケットがついており、汚れものなどの仕分けに便利です。
コスパ抜群!予算10000円以下のおすすめブランドキャリーバッグ
次に、「価格重視!」という方におすすめの予算10000円以下で購入できるコスパ抜群のキャリーバッグをご紹介します。
ウイングスカンパニー
荷物が増えても安心のエキスパンダブルタイプ ウイングスカンパニー AIR LINEファスナーハードキャリー 62L
62Lの大容量で、4泊~6泊の旅行にぴったりなウイングスカンパニーのキャリーケース。
さらに容量を拡張できるエキスパンダブルタイプだから、旅の途中で荷物が増えても安心です。内部はファスナー開閉の仕切りがあり、メッシュポケットも装備。
大きめの4輪キャスターで安定して持ち運べます。TSAロック付きです。
ブライテック
形状記憶フレームで歪まない ブライテック キャリーバッグ Lサイズ75L
こちらのブライテックのキャリーバッグは、柔軟性が高い特殊樹脂を使用した形状記憶のフレームで、衝撃に強く壊れたり変形しにくいのが特徴です。
キャスターには衝撃を吸収するサスペンションを内蔵し、なめらかで静かな持ち運びを実現。
5~8日分の荷物を収納できる75Lの内部には、両面の収納スペースに仕切りがついて荷崩れを防いでくれます。
デザインにこだわる人に ブライテック カモフラージュキャリーバッグ Mサイズ69L
空港のターンテーブルで自分のキャリーバッグをすぐに見つけたいなら、こちらのカモフラージュ模様のキャリーバッグはいかがでしょう。
フロントパネルにファスナーポケットがついており、バッグを開けずに小物を出し入れできます。
容量を増やせる拡張ファスナーやサスペンション付きのキャスター、TSAロックなど、快適に使える機能がしっかり装備されたコスパ抜群のキャリーバッグです。
長期旅行におすすめの大容量! ブライテック キャリーバッグ LLサイズ 100L
2週間ほどの長期旅行にも使える大容量100Lのキャリーバッグ。ビッグサイズでも重さはたった4.7kgと軽量です。
シンプルなスクエアデザインで、見た目もすっきりスタイリッシュ!ぴたりと止めて置けるストッパーつきのキャスターで、不用意に動いてしまうのを防ぎます。
ダイヤル式のTSAロックを採用しているため、鍵をなくす心配もありませんよ。
ガルウイング
ポケットも多数の3way ガルウイング トロリーバッグ
3wayで持ち運べるガルウイングのキャリーバッグです。小物の仕分けに便利な収納ポケットが豊富で、ファスナー開閉で収納容量を増やせる拡張機能も付いています。
キャリー時のハンドルはレバークリップで固定するタイプ。サイドにはドリンクホルダーもついています。
シンプルなデザインなので、幅広い年代の男女におすすめ。3色のカラーバリエーションから選べます。
キャリーバッグ選びは楽しい旅の第一歩!
旅行や帰省、出張に必要なキャリーバッグ。バッグ選びは旅の始まりの第一歩とも言えるでしょう。
お気に入りのデザインはもちろん、使いやすさや安全性も考えたバッグを選んで、快適な旅を楽しんでくださいね。
ボン・ボヤージュ!良い旅を!