結婚祝いの包み方をサクっと解説[ふくさ・風呂敷]マナーが丸わかり&おすすめ商品16選!

結婚祝いに贈るご祝儀には包み方にマナーがあります。結婚式の当日にあわてずスマートに贈ることができるよう、知っておくと便利なマナーをわかりやすく解説します。

おしゃれな友人の結婚祝いに贈りたいご祝儀袋・袱紗(ふくさ)・風呂敷も合わせてご紹介するので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

 

結婚祝いの知っておきたいマナー

結婚する二人へ祝福の気持ちを贈る『結婚祝い』。まずは予算相場を見ていきましょう。

 

結婚祝いに贈る「予算相場」

結婚祝いの予算は、結婚式への出欠席や、あなたと新郎新婦との関係性によって相場が異なります。

 

現金と品物のどちらを贈ればいいの?

結婚式や披露宴に出席する場合は、結婚式でかかる費用を考慮してご祝儀(現金)を贈ります。そのほか、結婚祝いとして品物を渡すケースもあります。
 

  • 現金を贈るメリット:自分達の好きなように使ってもらえる。
  • 品物を贈るメリット:自分達のことを思って選んでくれたと言う真心が伝わる。

現金・品物の両方を贈るのもアリでしょう。

 

関係性別に知る結婚祝いの相場

友人・職場の人へ 5千円~3万円

  • 結婚式に出席する場合 ご祝儀3万円 品物5千円~1万円
  • 結婚式に欠席する場合 ご祝儀1万円 品物5千円~1万円

家族・親戚へ 3万円~10万円

  • 結婚式に出席する場合 ご祝儀5万円~10万円 品物1万円~3万円
  • 結婚式に欠席する場合 ご祝儀3万円 品物1万円~3万円

結婚式や披露宴に出席しない場合は、相場の3分の1程度といわれています。ちなみに、ご祝儀袋に包む現金は新札が基本です。しっかりと覚えておきましょう。

 

覚えておきたい「NGな数字」

日本では忌み数字をお祝いへの贈り物として避ける風習があります。お祝いを心から喜んでもらえるように、縁起の悪い数字は選ばないようにしましょう。

 

お祝いに適切な《数字》の金額
  • 3万円 5万円 7万円 8万円 10万円 15万円 20万円

※10万円以上の金額は5万円単位で増やすのが基本です。
 

お祝いにNGな《数字》の金額
  • 4万円 6万円 9万円

※4は死、9は苦労を連想させるため結婚祝いには避けましょう。

 

偶数でもOKの数字がある

夫婦の別れを連想させるとして偶数はNGとされていますが、例外もあります。

例えば、2万円を包む場合は工夫をして奇数にします。「1万円札+5千円札を2枚」のように、偶数にならないように5千円札を上手に使えばお祝いに相応しい枚数にできます。

また8は末広がりという意味があるためお祝いには良しとされており、10万円もきりが良い数字のためご祝儀に問題ないとされています。

 

 

結婚祝いに贈るご祝儀について

結婚式に持参するご祝儀には、選び方から包み方までさまざまなマナーがあります。知らずに恥ずかしい思いをしないように、正しいスタイルでご祝儀を渡しましょう。

 

ご祝儀袋の選び方

ご祝儀袋は包む金額に合わせて選びます。

ポイントは『包む金額の大きさに合わせてご祝儀袋の装飾も華やかに』すること。水引の豪華さや使われている紙質をチェックして選びましょう。

結婚祝いの水引は、一度結んだらほどけないという意味を持つ結び切り』を選びます。水引の本数は10本、色は『金銀』または『紅白』が正式です。

 

ご祝儀袋の書き方

水引の上には『表書き』を書きます。すでにプリントされているご祝儀袋も多くありますが、自分で書く場合は『寿』『御祝』『御結婚御祝などが適切です。

なお4文字は死文字と呼ばれて結婚式には不適切のため、『祝御結婚』は避けましょう。

水引の下には、贈り主の氏名を書きます。連名で贈る場合には、マナーを守って書きましょう。

  • 夫婦』夫の氏名を真ん中に、左側に妻の下の名前を書きます。
  • 友人』立場に差がない友人同士であれば、右から五十音順に氏名を書きます。
  • 職場』役職の高い順番に右から左へと氏名を書きます。
  • 人数が4名以上になる場合』代表者の氏名を書き、『他〇〇一同』と小さめの字を左側に添えます。別紙に全員の名前を書き中袋に入れるようにしましょう。

 

ご祝儀袋の入れ方

ご祝儀のお札は、ご祝儀袋に付属している『中袋(中包み)』と呼ばれる封筒式の袋に入れます。中袋の表には『ご祝儀金額』を、裏面には『住所と名前』を記載します。

中袋が付属されていない場合は、半紙や白無地の封筒を用意するのがマナー。その際は、お札の表面がご祝儀袋の表にくるように包みましょう。

中袋(中包み)の用意ができたら、最後に『上包み』で包みます。包み方は『たとう折り』が正しいマナーです。

袋の上の折り返しに下の折り返しを重ねますが、重ね方の順番を間違えると不祝儀袋となるため失礼にあたります。『上を向いて万歳』の姿勢をイメージをして覚えておきましょう。

 

お札の入れ方

中袋に入れる時には、中袋の表面にお札の表面を向けます。お札の肖像画が上にくるように入れるのがマナーです。

お札の種類が複数になる場合は金額の大きいものから順番に入れましょう。つまり、表から見た時に1万円札→5千円札→5千円札のように順番を揃えます。

複数枚のお札を入れる時には端をきちんと揃えて入れてください。

 

厚紙は取り出すべき?

ご祝儀袋の中にある厚紙は、はじめに取り出してから使用するのがマナーです。

厚紙が入っている理由は、ご祝儀袋の型崩れや角のつぶれを防ぐため。ご祝儀袋を使用するときには、厚紙を抜いてお札を包むということを覚えておきましょう。

 

知っておきたい結婚祝いの包み方

ご祝儀袋を裸のままで持ち歩くことはマナー違反とされています。何で包むべきなのか、詳しく解説します。

 

【袱紗(ふくさ)】で包む

結婚祝いのご祝儀をはじめ、大切な贈り物を包むときに活躍するのが袱紗(ふくさ)です。金封を持参するときに使う布のことを言い、シルク素材などで作られています。

大切なご祝儀やご香典に汚れや折り目がつかないように』という心遣いからはじまったもので、現金だけでなく『商品券』を贈りたい時にも最適です。※現金と商品券はほぼ同じ扱いになるのでマナーに沿っています。

ふくさには、包むタイプ・はさむタイプなど種類があります。包むタイプは、ひし形にふくさを置き、ご祝儀袋を中央から少し左よりに置きます。左→上→下→右の順番で中央に向かって畳んでいきます。

ふくさからご祝儀を出して渡す時には、相手に文字が正しく読める向きにして両手で渡しましょう。

 

【風呂敷(ふろしき)】で包む

ご祝儀を包むときはふくさの代わりに風呂敷を使用することもできます。

もともと汚れやほこりなどから守る掛物として使われていた風呂敷。次第にふくさの役割へと変化をし、現在では礼儀や心遣いの意味も加わりご祝儀袋を持参する時にも活躍しています。

風呂敷をふくさの代わりとして利用する場合は、45×45cmの大きさが理想です。

あまりにも大きいサイズの風呂敷では包んだ時に布が余り不格好になってしまいます。そのような場合はハンカチで代用しても差し支えありません。

風呂敷の包み方はふくさと同様です。慶事用と弔事用とでは包み方の上下左右が逆になるため、くれぐれも畳む順番には注意しましょう。

なお、風呂敷の色は特に決められていませんが、お祝いにふさわしい色やデザインを選ぶと間違いありません。『紫色』は慶弔両用と考えられているので覚えておきましょう。

 

 

結婚祝いに使えるご祝儀と袱紗(ふくさ)大特集!

結婚祝いに使える、ご祝儀袋・ふくさ・風呂敷をセレクトしました。どれも華やかなお祝いにふさわしいデザインです。

 

【ご祝儀袋】華やかなデザイン

高級感のある和紙で作られたご祝儀袋

しっかりと印象に残る、デザイン性の高いご祝儀袋です。晴れやかなお祝いにふさわしい短文メッセージが、可愛らしいイラストとともに入っています。

厚みのある高級な和紙は祝福の気持ちを丁寧に表しています。スーツの内ポケットにも入るスマートなサイズ感もおすすめです。

 

巾着袋として使えるご祝儀袋

ご祝儀袋として使ったあとは巾着袋として使えるおすすめの一品。贈り主の心遣いが伝わる贈り物になります。

華やかなデザインも結婚祝いにぴったり。発色の良いきれいな仕上がりは、持ち歩くたびに結婚の幸せを感じてもらえるでしょう。

 

ペンケースとしても使えるおしゃれなご祝儀袋

職場の友人に驚きと感動を与えるご祝儀袋です。ご祝儀袋として使用したあとはペンケースに早変わりします。

くるくる巻いて使えるロールタイプのペンケースは持ち運びにも便利で、おしゃれのアクセントに◎。親友への結婚祝いにいかがでしょうか?

 

おしゃれな男性にぴったりなご祝儀袋

モダンなデザインでスマートな印象を演出できるご祝儀袋です。お祝いを受け取ったあとは巾着袋に生まれ変わるおしゃれな一品。

時計、メガネ、小銭、鍵などをおしゃれに入れて持ち歩けます。男性らしい落ち着きある色合いも人気のポイントです。

 

 

【ふくさ】色・柄にこだわって

ちりめん生地がおしゃれ!可愛いふくさ

品質の良いちりめん生地のふくさは、手触りがよく上品なデザインで目上の方の前でも堂々と開くことができます。

日本の伝統であるふくさとちりめん生地はよく似合い、フォーマルなシーンにぴったり。さりげなく散りばめられた桜の柄がおしゃれさを演出しています。

 

シックに使える差し込み式ファッショナブルふくさ

男性が持つのにふさわしいシックなふくさです。全6種類のデザインはどれもセンスをさりげなくアピールできるカッコよさ。

ふくさに見えない都会的なデザインで、新時代のメンズ小物として活躍するでしょう。

 

冠婚葬祭に慌てない!飾り紐付きふくさセット

金封やのし袋の大きさに合わせて使える便利な2点セット。一式持っていると、急な冠婚葬祭があるときにもあわてません。

桜綸子の飾り結びがとても可愛らしく華やかな印象で、エレガントな花デザインはお祝いにもぴったりですね。

 

優美なきものデザインのふろしき・ふくさセット

珍しい着物デザインのふろしきとふくさのセットは、遊び心のある外見がおしゃれ!実用性があるだけでなく、飾ればインテリアとして楽しめます。

広げると美しい風呂敷として使うことができます。

 

落ち着きあるデザインが素敵な男性用ふくさ

シンプルなデザインで年代問わずどんなシーンでも使える一品。フォーマルな衣装に合わせやすい上品さが魅力です。

ちりめん素材は上質感にあふれ、目上の方がいる改まった場で使っても恥ずかしくありません。

 

豪華な印象|正絹ちりめん友禅金封ふくさセット

デザイン重視で豪華なふくさを探している人にはこちらのセットがおすすめ。全体にエレガントなちりめん友禅模様が施されたおしゃれなふくさです。

結婚式の華やかな服装とも相性バッチリ!慶弔で使える2セットは、持っていると重宝すること間違いありません。

 

慶弔で使えるエレガントなデザイン|男性用ふくさ

結婚祝いにぴったりな西陣織のふくさです。おしゃれなデザインはシックな装いのアクセントになります。

全10種類の柄は、シンプルな色から華やかなものまで個性豊かにそろっています。和風を意識したモダンさを演出したいときに最適です。

 

重厚感があるふくさ|お祝いを上品に飾る

風格のある西陣織の帯地を使用して作られたふくさは、特別な日に使用したい一品。幸せの前触れとされる鳳凰が施された豪華なデザインで、おめでたい結婚祝いの持参にぴったりです。

人目を引く美しさのふくさは見栄えがよく、周りを気にせず堂々と使えます。

 

 

【風呂敷】自由な発想ができる

使い勝手がいい小ふろしき・金封ふくさセット

華やかさを演出できる、かしこまったデザインの風呂敷を探している人にはこちら。小風呂敷とふくさが入った便利なセットです。

花柄が散りばめられた小風呂敷は、風情ある色が上品な印象に。落ち着きを感じさせるセットは年齢問わず長く愛用できます。

 

上品な刺繍入り二巾風呂敷&金封ふくさ

いざという時に揃えておくと便利な風呂敷とふくさのセット。風呂敷に刺繍された花模様がエレガントさを表現しています。

上品なデザインはどの服装にも似合うのが嬉しいですね。

 

用途に合わせて使える両面染3点セット

用途に応じて使える両面染3点セットです。風格がある色合いは男性のスーツ姿をより魅力的に見せてくれるでしょう。

落ち着いた色合いの中に、小花がさりげないおしゃれを演出しています。

 

大人がおしゃれに使えるふろしき・ふくさ3点セット

赤色には鶴が舞い、紫色には花がデザインされた格調高い3点セット。まるで満点の星が散りばめられているようなデザインは、華やかなお祝いに最適です。

上品な刺繍がアクセントとなり、和洋どちらの服装にもよく合います。

 

 

結婚祝いの包み方を知っておけば安心! 

今も昔も結婚は大切な慶事です。幅広い年齢の人が参加をするお祝いには、きちんとマナーを守ってご祝儀を持参したいですね。

今回解説したマナーをしっかりと確認し、真心こめた結婚祝いを贈りましょう。