ワイルドなファッションスタイルを好む彼氏や彼女へプレゼントを贈るなら、ファッションの一部として楽しめる「エンジニアブーツ」はいかがでしょうか?
本記事では、エンジニアブーツの人気ブランドを男女別にまとめました。サイズ・素材・形など、選ぶうえで押さえておきたいポイントもあわせて紹介します。
目次
ワイルドなファッションに欠かせないエンジニアブーツとは
「エンジニアブーツ」は、危険をともなう重労働者の足を守るためにつくられた安全靴として、アメリカで誕生しました。バリエーションは豊富にありますが、厚みのあるソールや牛革、つま先のスチール製カップ、履き口のストラップなど、共通の特長があります。
普段の生活においてはオーバースペックとも言えますが、安全性とファッション性の高さから、長年バイカー達から根強く支持されています。履き続けることで革が足になじみ、履き心地のよい一足へと成長するところが最大の魅力。
また近年では、スチール製のカップを使用していない軽量のものや、軽い履き心地のクレープソールを採用したファッション重視のおしゃれブーツも増えつつあります。
足元に取り入れるだけで手軽にワイルドなスタイルが完成することから、男女問わず人気です。
エンジニアブーツの選び方のポイントは?
素材で選ぶ
エンジニアブーツの素材は、主にスムースレザーかスエードが使われています。
滑らかさとツヤが魅力のスムースレザーは手入れが必要ですが、使うごとに味わいが増して経年変化を楽しめるのが特長。ジャケットにチノパンやデニムを合せた、キレイめスタイルにマッチします。
革の内側を起毛させたスエードは、温かみがあり独特な陰影が楽しめて、古着やアメカジが好みの方や女性にもおすすめ。耐久性には優れているものの、水には弱いのが難点です。
雨で濡れた場合は、風通しの良いところでしっかりと陰干しする必要があります。
色で選ぶ
色のバリエーションは、スムースレザーは黒か茶色、スエードはベージュがメインです。黒はきちんとした印象を、茶色やベージュはカジュアルな印象を与えてくれます。
どちらを選ぶかは好みによっても変わるので、好きなスタイルや与えたい印象に応じて選ぶと良いでしょう。
丈の長さで選ぶ
エンジニアブーツの丈は、ロングとショートの2種類に分けられます。明確な定義というものはありませんが、足のすねが隠れる10cm以上がロング丈、足首を覆う7cm程度はショート丈に該当します。
バイクに乗る機会が多い方には、足首をホールドしてくれるロング丈がおすすめです。タウンユースであれば、着脱がしやすく幅広いコーディネートが楽しめるショート丈を選ぶと良いでしょう。
サイズ選びが重要!
エンジニアブーツはひもで微調整ができないため、サイズ選びは慎重におこないましょう。
エンジニアブーツの多くは「捨て寸」といって、つま先の部分に1~1.5cmほど余裕を持たせています。そのため、普段履いているスニーカーよりも大きいサイズを選ぶと、足が中で遊んでしまう可能性があります。
また、サイズが合っていないと靴ずれしたり、足の痛みや歩きにくさにもつながったりします。ポイントとしてはジャストサイズか、ややキツめ(ハーフサイズダウン)を選ぶのがベスト。
新品のうちは革が固くて着脱に手こずるかもしれませんが、少しずつ革が伸びることで徐々に足になじんでいきます。
メンズエンジニアブーツのおすすめブランド
アメリカを代表する老舗メーカー「ウエスコ(WESCO)」
「ウエスコ」は、1918年に設立したアメリカを代表する老舗のブーツブランドです。熟練職人が155もの工程を経て完成させるブーツは、世界中のファンから愛されています。
品質だけでなくファッション性にも優れているため、アメカジファンやバイカー達からも絶大な支持を得ています。
ウエスコを代表するモデル「ボス」は、肉厚な革を使用した頑丈なつくりと無骨なデザインが特長。形・素材・カラーすべてにおいてカスタムオーダーが可能で、オリジナルのエンジニアブーツが楽しめる点でも、ファンの心を捉えて離しません。
経年変化を楽しむなら「レッドウィング(RED WING)」
アメリカ・ミネソタ州で誕生した「レッドウィング」は自社工場にこだわり、高品質で耐久性に富んだブーツに定評があります。素材の質と価格帯のバランスが良いため、バイカーはもちろんタウンユースする方も多いブランドです。
1980~1990年代に一躍人気となった「2268」は、過酷で危険な鉄道機関士の足を守るためにつくられたもの。足首をがっちりホールドする極太ベルトが付いた、元祖エンジニアブーツとも言えるモデルです。
マイナーチェンジを何度か繰り返し、現在はヴィンテージ市場でも人気の高いロングセラー商品となっています。
ベテラン職人が手掛ける「チペワ(CHIPPEWA)」
森林伐採をする労働者用のブーツからスタートし、100年以上の歴史を誇る老舗のブランド「チペワ」。アメリカ国内で販売されるブーツの9割以上が国外で生産されている中、今もなおMADE IN USAを貫き、職人がひとつひとつていねいに仕上げています。
本格的なエンジニアブーツやタウンユースにも使えるモデルなど種類が豊富なため、用途に合わせて選べるのも魅力。素材やソールへのこだわりが生み出す、耐久性に優れた丈夫なつくりと快適な履き心地が、世界中のファンを虜にしています。
クオリティの高い日本製ブーツ「ロンウルフ(LONE WOLF)」
国内トップのアメカジメーカー「東洋エンタープライズ社」のブーツブランド「ロンウルフ」。アメリカのエンジニアブーツを伝承しつつ、日本独自のていねいな製法により10年、20年と長きに渡り経年変化を楽しめます。
一番人気のモデル「ENGINEER」は、その名の通りエンジニアのためにつくられたブーツで、古き良き時代を思わせるクラシックなフォルムが特長。アメカジの定番ブーツで、ファンなら一足は持っていたい憧れのモデルです。
キングオブブーツの異名を持つ「ホワイツブーツ(WHITE’S BOOTS)」
ホワイツの愛称でも親しまれているアメリカの老舗ブランド「ホワイツブーツ」は、ワークブーツの最高峰に君臨し、キングオブブーツの異名を持っています。
職人がひとつひとつハンドメイドでつくり込み、堅実なものづくりの先駆者として名高いブランドです。
ホワイツと言えば、カスタムオーダーができるのが最大の魅力。採寸だけでも10項目におよび、11000個の木型からベストな型を選定してくれます。さらに素材やデザインの種類も豊富なので、好みのエンジニアブーツをつくれます。
ワイルド&気品ある「ビルトバック(BILTBUCK)旧アトラクションズ」
モーターサイクルブーツを取り扱う「アトラクションズ」が手掛ける国内ブランドです。
製品化は2011年とまだ新しいですが、1940~1950年代にアメリカで製造されたブーツを意識しながら、素材や付属の金具、パーツに至るまですべてオリジナルでつくられています。
クラシカルで、まるでドレスシューズのようなキレイめシルエットが特長。素材には最高品質のホースバットを使用することで艶やかに仕上がっており、気品と無骨さを兼ね備えたエンジニアブーツが手に入ります。
レディースエンジニアブーツのおすすめブランド
初心者にもおすすめの万能ブーツ「ドクターマーチン(Dr.Martens)」
英国生まれの老舗ブランド「ドクターマーチン」は、英国ロッカーズやパンクロック、モッズの御用達ブーツとして知られています。
ガーリーなファッションにエンジニアブーツを合せるだけで、簡単に甘辛コーデが完成。ハードになりすぎずに、初心者でも取り入れやすいデザインが人気です。
ドクターマーチンと言えば、黒やチェリーレッドの皮革に黄色のステッチが特長。見た目はがっちりとしていてハードな印象ですが、エアクッションソールを使用しているので履き心地は軽やかです。
女性らしさを表現したブーツ「ファビオルスコーニー(FABIORUSCONI)」
イタリアのデザイナー「ファビオルスコーニー」が手掛ける、日本にも路面店を構えるほど人気のシューブランドです。
ヨーロッパの一流ブランドでデザインを手がけてきた経験から、ラグジュアリーで洗練されたデザインを得意とし、世界中の女性ファンから支持を得ています。
ファビオルスコーニーのエンジニアブーツは、マニッシュな雰囲気を残しつつ、柔らかい曲線やカッティングで女性らしさを演出。太めのヒールは安定感もあり、オンオフ問わず使用できます。
デザインの種類が豊富「ヨースケ(YOSUKE)」
個性的で大胆なデザインがひときわ目立つ「ヨースケ」。10~20代の女性向けのワークブーツを展開するブランドで、ストリートファッションを意識したワイルドなデザインが印象的です。
ヨースケのエンジニアブーツは、ソフトな皮革にシワ加工を施すことでマニッシュなデザインに仕上がっています。見た目からは想像できないしなやかな履き心地も選ばれる理由。
また日本人の足に合ったオリジナルの木型を使用しているため、足にぴったりフィットして履くほどに味わいが増します。
スタイリッシュでエレガントなデザイン「Jimmy Choo(ジミーチュー)」
ダイアナ元皇太子妃も愛用していた「ジミーチュー」。上品でエレガントなデザインに加え、奇跡のフィット感と称賛されるほど機能性に富んだアイテムを展開しています。数々の人気ドラマにも採用され、世界中のセレブからも注目されているブランドです。
特にエンジニアブーツは、上品かつメンズライクなコーデを楽しめるとして30~40代の女性にも人気があります。
上質なイタリア製の革を使用しているので、経年変化を感じながら長く履けるのも魅力。ロング丈とショート丈の2タイプあり、スカートやパンツなど好みのスタイルに合わせて選べます。
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白の厚底ソールがアクセントのロング丈エンジニアブーツ
ワイルドな雰囲気を持つ「BCR」のエンジニアブーツ。クロップドパンツに合わせるのはもちろん、パンツをインして履くのもおすすめです。
ホワイトのアウトソールはファッションのポイントにもなりますよ。柔らかくて軽いため履き心地もよく、長時間歩いても疲れません。
使うほどにヴィンテージ感が増す魅力的なブーツ
クラシック×モダンなデザインで注目を集める「in the attic」のエンジニアブーツ。革素材にUSD加工を施し、履くほどにヴィンテージ感が増してきます。
トップの裏側にあしらわれたスタッズがワイルドな印象で、履き口を折り返すと現れるスタッズがファッションのアクセントになります。
エンジニアブーツとあわせて贈りたいアイテム
バイカーの必須アイテム<ブーツガード>
バイクに乗る方にとって必須アイテムと言えるブーツガード。チェンジペダルの操作による摩擦から、大切なブーツを守れます。
左足の甲に巻きつけてバックルで留めればOK!3色の中からブーツの色目にぴったり合うものをお選びください。
美しい形をキープ!ブーツ専用のシューキーパー
ワークブーツに特化したシューキーパーです。アメリカの老舗ブーツブランドの代表的なモデルをベースにつくられているので、汎用性が高くあらゆるタイプに使用可能。
細かいところまで計算し尽くしてつくられていて、ブーツ内のカビや雑菌の繁殖も未然に防げます。
汚れやカビをマルチにカバーできる天然クリーナー
スポンジに少量とって革の部分に広げるだけ!防カビ・防水効果が得られるクリーナーです。靴のお手入れにワンセットあると便利ですね。
サトウキビやココナッツオイルなど天然素材を原料としているので、大切なブーツにも安心して使えます。
革をツヤツヤに保てるコンディショニングクリーム
皮革に優しい弱酸性タイプのコンディショニングクリームです。有機溶剤は不使用で、スクワランオイルや植物性のカルナバワックスが革に潤いを与えてくれます。
どんな色のブーツにも使える乳白色タイプ。塗布用のクロスもセットでお付けします。
手軽で時間のないときに便利な防水スプレー
スプレーするだけで表面に保護膜をつくり、革を長持ちさせてくれる防水スプレーです。ふき取りや磨く必要がないので、出かける前でも簡単にお手入れが可能。
メッシュやコンビネーションの部分にも使用できます。クリアタイプなので、ブーツの色も気にせずに使えます。
ワイルドなファッションの足元はエンジニアブーツで決まり!
普段の装いにプラスするだけでワイルドなファッションが完成する「エンジニアブーツ」は、バイカーにとっても必須アイテムで、幅広い年代の方から支持されています。
世界的に有名なブランドのものや、初心者でも楽しめるコスパ抜群のものなど、好みの素材や形などを踏まえてとっておきの一足を選んでくださいね。